
ダイアトニック ハーモニカ
ダイアトニックハーモニカ・シングルリードは、世界で最も愛用者の多いハーモニカで、リヒターチューニング*という吹き吸い別のリードが鳴るよう10穴なら20枚のリードが使用された固定調の楽器です。
10穴ハーモニカはそのままテンホールズとも言い、また、代表的な存在であるBlues Harpが代名詞としてこのハーモニカ全体の呼名として使用されることがあります。10穴以外にも12穴、14穴などの製品があります。
*リヒターチューニング:
リヒターチューニングは、(ハーモニカやアコーディオンなど)ダイアトニック楽器のためのリードを選択するシステムです。それは、19世紀初頭に、ハーモニカのためにこのチューニングを採用したボヘミアン楽器製作者、ジョセフ・リヒターにちなんで命名されています。吹き吸いのときハーモニカが別の音を発生することができるブロー/ドロー機構がその発明です。
リヒターチューニングはダイアトニックメロディーとハーモニー間の妥協として設計されています。ハーモニカの低音側はトニックとドミナントな和音を演奏できるように設計されています(Cのキーで、これはCメジャーとGメジャーコードになります)。楽器の残りの部分は、たとえばCメジャーのキーを吹く場合に連続した各音に完全に合致するようにチューニングされています。
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